頭の形に関する情報の提供
赤ちゃんの頭の形が歪むことは珍しくありません。もっとも多いのは後頭部の片側が平坦になる「斜頭」と呼ばれる状態があります。しかし,医師を含めだれかに相談しても,「寝返りやお座りをするとだんだん治ってくる。」「成長すると髪の毛で隠れるし目立たなくなる。」と言われることが多いため,心配だけどどうすることもできず,悶々としているご両親もいると思います。 確かに平らな変形が軽い場合は,赤ちゃんの頭が大きくなるのに伴い.そして自分でどんどん動けるようになるにつれ,歪みが目立たなくなるものです。ただしそれは程度の問題で,頭の歪みが進んでいる場合,ご両親そして育児に関わる方々の適切なケアがないと,歪みが解消されないまま頭の形が出来てしまいます。 昔から赤ちゃんを“仰向け寝”させてきた日本では,多少の頭のいびつさは個性の範囲内あるいはあたり前のことと捉えられてきました。しかし,グローバルな視点でみると,“赤ちゃんの頭の形”は子育て中の親の大きな関心事のひとつで,欧米では積極的です。 「できることはしてあげたい。」そう思うのが親心ですが,赤ちゃんの頭の歪みを予防すること,そして歪みを改善するための具体的な方法に関する情報が日本では乏しいのが現状なのです。
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頭の形がいびつで格好が良くないのですが、と云うお母様方の話は、1〜2ヶ月健診の時に良く耳にします。何かしら重大な病気ではと心配されている方はまずいらっしゃらない様で、美容上の印象が多いと思われます。寝てばかりいる時期の赤ちゃんでは頭がいびつになっているのはよくあることです。赤ちゃんが片方を向く向きぐせがあるからです。特にあお向け寝で天井ばかりを見てねていれば後ろが平べったくなる赤ちゃんも時折りいます。最近では骨盤位分娩による頭蓋の変形は少なくなってきているようです。頭のいびつなのは寝ている時間が短くなるにつれてだんだん直ってゆき、2〜3才頃になれば目立つゆがみは10%位になると思われます。また、大人ではひどい頭のゆがみはほとんどありませんので、赤ちゃんの頭のゆがみは心配することではありません。ただ、極まれなことですが頭骨の縫合部が早期に癒合してしまう病気のために頭蓋の変形が見られる場合があります。この場合には脳の圧迫症状が現れていろいろな神経症状が起こりますので早めに小児科の先生に相談して見てください。
赤ちゃんの頭を美しく整った形にするには、絶壁頭やいびつな頭になる原因≪出産前≫双子以上の場合、子宮の中のスペースが少ないために頭の一部にのみ、プレッシャーがかかり扁平な頭で生まれることがあります。≪出産時≫産道を抜ける際に、いびつになってしまうことがありますが、この場合には、普通生後6ヶ月までに自然に治ります。ただしお母さんの骨盤が歪んでいたため分娩時に回旋異常が起こり無理に押し出されたり、吸引、鉗子(かんし)分娩で生まれた場合、頚椎(首の骨)がずれていることが多く首が片側にしか向けられないため向き癖が起こることがあります。≪産後≫赤ちゃんの背中は、左の写真のようにお腹の中でC型をしていたため、首も座っていないうちは仰向けに寝られません。仰向けに寝せることは赤ちゃんにとっては、不安定な姿勢なので、向き癖が起こりやすくなるのです。また、ぐずる原因にもなります。未熟児の場合、特に頭が柔らかいのでいびつになりやすいです。新生児の頭は、非常に柔らかく、急激な脳の成長に合わせて頭の大きさと形も変わります。この間、一定の姿勢のみで寝せていると、頭の一部にのみプレッシャーがかかるため、いびつになってしまいます。
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